短信ラノベ途中感想
珍しく勢いづいたついでに、ここ数ヶ月で読んだライトノベルの感想も簡単に書いておく。
なんかこの日記がますます誰も読まない方向に驀進してる気がするが、まあいいだろう。
ヤマグチノボル『ゼロの使い魔』
最新14巻まで購入。ツンデレ萌え業界のファストフード路線を快走するラブコメファンタジーシリーズ。
まあ最早ツンデレもヤンデレも通り越して甘々らぶらぶなんだが、なんにせよ徹頭徹尾エンターテインメントだと割り切った萌えジャンクフードである。十年後には確実に時代遅れなんだけど、気にしてない。ジャンクフードだし。
日野聡と釘宮理恵の声で脳内朗読できますが、何か。みたいな。
支倉凍砂『狼と香辛料』
最新8巻まで購入。異世界ファンタジーだが剣と魔法ではなく商人モノ。
金は剣よりも強い、という世界で駆け引きを話の核に持ってくるのだが、手放しに上手い。とりあえず特殊能力で殺し合ってればいいんだろ? みたいな安直なライトノベルへの素晴らしいアンチテーゼであると同時に、これまた甘々らぶらぶ系だったりもする。
だが、(8巻でちょっと盛り返したとはいえ)やや中だるみ気味なのが残念。脱線せずにヨイツ方面を目指してくれると嬉しかったのだが。
入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
2巻まで購入。西尾維新ライクなヤンデレスキー。
主人公みーくんの "嘘だけど。" という独白のドライさがたまらない。『スローターハウス5』の "so it goes" には遠く及ばないが、あの系統。
1巻にして既にどこにも行けない感が漂っていて、それが逆にいい。あとみーくんと奈月の掛け合いもナイス。
森岡浩之『星界の紋章』
1巻購入。スペースオペラにライトノベルの文法を持ち込んでみました、みたいな。
ラノベオタの基礎教養だと思って買ってきたが、予想通り設定の山。宇宙を舞台に設定しまくりで大風呂敷を広げておいて、第一巻は間の悪いところで終わるあたり、『ゼノサーガ』にそっくりで笑った。まあこの先に期待は持てるので読む気だが。
衝撃的なのは絵。画風が古いとかころころ変わるとかはまあいいとしても、戦旗II表紙のジントは頭蓋骨陥没っぽいし、戦記IIIになるとなぜか幼くなるし。本当にガイナックスの偉いヒトなのか。
田中ロミオ『人類は衰退しました』
最新3巻まで購入。衰退したヒト文明に代わり、高度な科学力を誇り甘いものと楽しいことが大好きな妖精さんたちに支配(?)された世界。
普通に面白い。ロミオなのに普通に。作者が作者なので、いつやらかしてくれてもおかしくないという期待と恐怖がありつつ、一方でこのまま仄めかし系ぽけぽけほわほわ路線をキープしてもいいなあ、という幸せな葛藤が素敵。
しかし「衰退した人類」を象徴してヒトが全員匿名なのはわかるんだけど、「孫ちゃん」には無理がないか流石に。
葵せきな『生徒会の一存』
最新2巻まで購入。ハーレム志向を公言する主人公が、美少女だらけの生徒会室で彼女らとだべるだけの話。
あらすじの印象よりは面白かったが、2巻も最後までこうだと流石に食傷気味。2巻の新キャラの立ち位置もよく分からないし。伏線を張っているのは分かるが、3巻でも話が動かないようなら切るか、というライン。
高遠豹介『藤堂家はカミガカリ』
1巻途中で放棄。異世界人たちが人間の護衛のために殺し合いしにくる話。でも実態はコメディ。
帯が「スピーディで明快な文体が、読者を(中略)離さない。この文章力は麻薬的だ」っていう高畑京一郎のアジで、騙されたつもりで中も見ずに買ったんだが、まあ騙された。地の文の視点は端々でぶれるし、シリアスシーンにも緊張感がまるでない。殺し合いしてる場面で「茶髪が倒れてぴくぴくしていた」とか、(書かないけど)心底どうでもいい理由で一時休戦とか、全体的に文法がギャグマンガなのだ。そりゃテンポはよくなるかもしれないが……。
逆に言うとギャグとして読めば楽しめたのかも知れない。web上はそこそこ好意的な評価が多いのは、そういう読み方をされているからのようだ。
杉井光『神様のメモ帳』
最新2巻まで購入。強いて言えばライトノベル版『池袋ウエストゲートパーク』。
絵買いしたが、話も当たりだった。
自称「ニート探偵」アリスが萌え萌え美少女風味で一瞬絶望したが、青春風味探偵モノとして手堅いプロットで安心して読めた。石田衣良だとちょっと悪趣味な暴力への指向も、うまいことボケてライトノベルの枠に押しこんでいる。帯で文章力が絶賛されてる本よりもはるかにまともで筋のいい文章だし、続編が楽しみ。
なんかこの日記がますます誰も読まない方向に驀進してる気がするが、まあいいだろう。
ヤマグチノボル『ゼロの使い魔』
最新14巻まで購入。ツンデレ萌え業界のファストフード路線を快走するラブコメファンタジーシリーズ。
まあ最早ツンデレもヤンデレも通り越して甘々らぶらぶなんだが、なんにせよ徹頭徹尾エンターテインメントだと割り切った萌えジャンクフードである。十年後には確実に時代遅れなんだけど、気にしてない。ジャンクフードだし。
日野聡と釘宮理恵の声で脳内朗読できますが、何か。みたいな。
支倉凍砂『狼と香辛料』
最新8巻まで購入。異世界ファンタジーだが剣と魔法ではなく商人モノ。
金は剣よりも強い、という世界で駆け引きを話の核に持ってくるのだが、手放しに上手い。とりあえず特殊能力で殺し合ってればいいんだろ? みたいな安直なライトノベルへの素晴らしいアンチテーゼであると同時に、これまた甘々らぶらぶ系だったりもする。
だが、(8巻でちょっと盛り返したとはいえ)やや中だるみ気味なのが残念。脱線せずにヨイツ方面を目指してくれると嬉しかったのだが。
入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
2巻まで購入。西尾維新ライクなヤンデレスキー。
主人公みーくんの "嘘だけど。" という独白のドライさがたまらない。『スローターハウス5』の "so it goes" には遠く及ばないが、あの系統。
1巻にして既にどこにも行けない感が漂っていて、それが逆にいい。あとみーくんと奈月の掛け合いもナイス。
森岡浩之『星界の紋章』
1巻購入。スペースオペラにライトノベルの文法を持ち込んでみました、みたいな。
ラノベオタの基礎教養だと思って買ってきたが、予想通り設定の山。宇宙を舞台に設定しまくりで大風呂敷を広げておいて、第一巻は間の悪いところで終わるあたり、『ゼノサーガ』にそっくりで笑った。まあこの先に期待は持てるので読む気だが。
衝撃的なのは絵。画風が古いとかころころ変わるとかはまあいいとしても、戦旗II表紙のジントは頭蓋骨陥没っぽいし、戦記IIIになるとなぜか幼くなるし。本当にガイナックスの偉いヒトなのか。
田中ロミオ『人類は衰退しました』
最新3巻まで購入。衰退したヒト文明に代わり、高度な科学力を誇り甘いものと楽しいことが大好きな妖精さんたちに支配(?)された世界。
普通に面白い。ロミオなのに普通に。作者が作者なので、いつやらかしてくれてもおかしくないという期待と恐怖がありつつ、一方でこのまま仄めかし系ぽけぽけほわほわ路線をキープしてもいいなあ、という幸せな葛藤が素敵。
しかし「衰退した人類」を象徴してヒトが全員匿名なのはわかるんだけど、「孫ちゃん」には無理がないか流石に。
葵せきな『生徒会の一存』
最新2巻まで購入。ハーレム志向を公言する主人公が、美少女だらけの生徒会室で彼女らとだべるだけの話。
あらすじの印象よりは面白かったが、2巻も最後までこうだと流石に食傷気味。2巻の新キャラの立ち位置もよく分からないし。伏線を張っているのは分かるが、3巻でも話が動かないようなら切るか、というライン。
高遠豹介『藤堂家はカミガカリ』
1巻途中で放棄。異世界人たちが人間の護衛のために殺し合いしにくる話。でも実態はコメディ。
帯が「スピーディで明快な文体が、読者を(中略)離さない。この文章力は麻薬的だ」っていう高畑京一郎のアジで、騙されたつもりで中も見ずに買ったんだが、まあ騙された。地の文の視点は端々でぶれるし、シリアスシーンにも緊張感がまるでない。殺し合いしてる場面で「茶髪が倒れてぴくぴくしていた」とか、(書かないけど)心底どうでもいい理由で一時休戦とか、全体的に文法がギャグマンガなのだ。そりゃテンポはよくなるかもしれないが……。
逆に言うとギャグとして読めば楽しめたのかも知れない。web上はそこそこ好意的な評価が多いのは、そういう読み方をされているからのようだ。
杉井光『神様のメモ帳』
最新2巻まで購入。強いて言えばライトノベル版『池袋ウエストゲートパーク』。
絵買いしたが、話も当たりだった。
自称「ニート探偵」アリスが萌え萌え美少女風味で一瞬絶望したが、青春風味探偵モノとして手堅いプロットで安心して読めた。石田衣良だとちょっと悪趣味な暴力への指向も、うまいことボケてライトノベルの枠に押しこんでいる。帯で文章力が絶賛されてる本よりもはるかにまともで筋のいい文章だし、続編が楽しみ。