2007-07-30

究極の選択

「カレー味のうんことうんこ味のカレー」だったら後者だといつも思う。

本来食べられないあれ(雑菌の固まりです)の味がノーリスクで体験できるのだ。一方の前者は食べ慣れたカレーの味で、しかも有害。これでは迷う理由が見当たらない。

仮にも究極を自称するからには、「平均的日本人のうんこ味カレーと平均的アメリカ人のうんこ味カレー」くらいではあって欲しいものなのだ。

どちらかしか選べないとなると、これはかなり悩ましい。食生活を鑑みて考える必要がある。アメリカ人の油っこくて味の濃そうな食事に由来する方がより美味しいのか、あるいはやはり日本人としては日本的な食生活に基づく方が口に合うのか……。うん、これは難問だな。

っていうことを起き抜けから考えてたら、朝ご飯食べそびれたよ!
下品でごめんよ!
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2007-07-27

『ある日、爆弾が落ちてきて』読了

古橋秀之『ある日、爆弾が落ちてきて』読了。

正当なるボーイ・ミーツ・ガールの短編集。
古橋秀之にしては軟派なタイトルと挿絵ですね随分、と『ブラックロッド』しか知らない私は思ったのだが……。
甘かった。私の想像も甘かったが、何より作風が甘かった。

どのくらいスイーツかというと、バレンタインに初めて本命チョコを手作りして渡したのはよかったものの、手元には砂糖を入れすぎて失敗したやつが残っていて、その失敗チョコに匹敵するくらい――と思いきや、食べてみたらこれが予想外に美味しくて、あれ? と、そこで緊張のあまり失敗チョコの方をあげてしまったことに気付いて、次の日慌てて謝ろうと思ったのに、朝学校に行ったら「おいしかったよ」って何も言う前に笑ってくれた、そんな笑顔ばりに甘々だった。

たまんねー。これは私が甘いのすきーと知っての所業か。
話の運びも上手いので、一気に読んでしまった。

収録は七編。概して私を溶解させるに十分な甘さだが、中でもお勧めは「おおきくなあれ」と「出席番号(ゼロ)番」の二つ。ラストにぴりっと「おっ」と思わせられるのがいいんだこれが。

褒めちぎるのもなんなので短所を挙げれば、若干の安易さというか、ベタさを感じないでもない。「三時間目のまどか」なんて、それなんて『イルマーレ』(2006年公開だが、元ネタの韓国映画が2001年)? という設定だし。まあ私は「三時間目の~」の方が好きなのだけれども。

ともあれ、面白いのは間違いない。『月姫』に弓塚編がなかったことを今でも本気で疑問視している人間(もうどうやってもネタキャラなのだ、ああ嘆かわしい)に、問答無用で推す。一編読む度に、心臓の裏側を羽毛でくすぐられるがごとく悶えること、請け合う。
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