プレゼントにまつわるエトセトラ
世間一般からすると、かなり身も蓋もない両親だった、と今でも思う。
いや、ありがたいことに両親共に健在だから、過去形で語るのは間違いなのだが、とにかく両親の顔を思い浮かべた時、まず想起されるのはそのぶっちゃけぶりである。
どのくらい身も蓋もないひとたちであるか、説明するのは容易でないが、例えば私の小遣いなんかいい例だろう。
「小遣い」という単語は、中学校に上がった時、私の辞書から消滅した。月額幾らだったかを基本に、誕生日・お祭り・クリスマスなど諸々のイベントを全部見込んだ「年間予算」が、4月の頭にどかん、と口座に振り込まれるようになったからだ。年俸制である。親戚連中が関わるお年玉こそ別枠でもらっていたが、一年の物的・金銭的歳入はそれでおしまい。現金のやり取りは、ほぼ存在しない。
当然ながらサンタクロースの不在など、小学校低学年の頃には既に認識していた。
そんな家庭なのである。
いやはや、夢もロマンもあったものではない。
だから――というのも大雑把な話だが、私はおよそプレゼントというものに縁がない。
家族内でプレゼントという概念は、まあ小遣いの話から明らかだが、かなり早くに崩壊した。加えて、そんな風な教育方針が逆に効いたのか、我ながらケチに育ったものだからひとにプレゼントをあげない。さらにどう好意的に見たところでモテるツラでもキャラでもない私に、バレンタインその他のイベントは存在しない。
いいとこ、クラス中の男子に作ってきたマメな女の子のありがたい義理チョコを、感涙に咽びつつ頂くのが関の山だ(一部表現に誇張が含まれます)。まあ思えばそれ以前に、不遜にもある種の負け惜しみを込めて、「チョコはもらっても返さない」と宣言していたのだし。
いやいけない、脱線した。プレゼントだ。
そんな私なのだが、なんと今日、友人二人が誕生日プレゼントをくれた。
ああ、私の誕生日、二人とも知っているはずなのだがくれた。
持つべきものは友、とはよく言ったものである。
友人「『ゼロの使い魔』って見てる?」
私「いやー、あんまり趣味じゃないかな。食わず嫌いでさー」
友人「じゃあじゃあ、『リリカルなのは』は?」
私「あー。十話くらい見てみたんだけどねー。つまんないんだこれが」
友人「そっかー」
とまあ、ご丁寧に私のテレビの視聴状況など聞くものだから何事かと思っていたのだが、その答えがまさかプレゼント選びだとは思わなかった。
うん。ありがとう、二人とも。
しかし……どうしてだろう。突っ込みどころしか見つからないのは、気のせいだろうか。

野暮な解説はするまい。ああ。
私にどうしろと――!
いや、ありがたいことに両親共に健在だから、過去形で語るのは間違いなのだが、とにかく両親の顔を思い浮かべた時、まず想起されるのはそのぶっちゃけぶりである。
どのくらい身も蓋もないひとたちであるか、説明するのは容易でないが、例えば私の小遣いなんかいい例だろう。
「小遣い」という単語は、中学校に上がった時、私の辞書から消滅した。月額幾らだったかを基本に、誕生日・お祭り・クリスマスなど諸々のイベントを全部見込んだ「年間予算」が、4月の頭にどかん、と口座に振り込まれるようになったからだ。年俸制である。親戚連中が関わるお年玉こそ別枠でもらっていたが、一年の物的・金銭的歳入はそれでおしまい。現金のやり取りは、ほぼ存在しない。
当然ながらサンタクロースの不在など、小学校低学年の頃には既に認識していた。
そんな家庭なのである。
いやはや、夢もロマンもあったものではない。
だから――というのも大雑把な話だが、私はおよそプレゼントというものに縁がない。
家族内でプレゼントという概念は、まあ小遣いの話から明らかだが、かなり早くに崩壊した。加えて、そんな風な教育方針が逆に効いたのか、我ながらケチに育ったものだからひとにプレゼントをあげない。さらにどう好意的に見たところでモテるツラでもキャラでもない私に、バレンタインその他のイベントは存在しない。
いいとこ、クラス中の男子に作ってきたマメな女の子のありがたい義理チョコを、感涙に咽びつつ頂くのが関の山だ(一部表現に誇張が含まれます)。まあ思えばそれ以前に、不遜にもある種の負け惜しみを込めて、「チョコはもらっても返さない」と宣言していたのだし。
いやいけない、脱線した。プレゼントだ。
そんな私なのだが、なんと今日、友人二人が誕生日プレゼントをくれた。
ああ、私の誕生日、二人とも知っているはずなのだがくれた。
持つべきものは友、とはよく言ったものである。
友人「『ゼロの使い魔』って見てる?」
私「いやー、あんまり趣味じゃないかな。食わず嫌いでさー」
友人「じゃあじゃあ、『リリカルなのは』は?」
私「あー。十話くらい見てみたんだけどねー。つまんないんだこれが」
友人「そっかー」
とまあ、ご丁寧に私のテレビの視聴状況など聞くものだから何事かと思っていたのだが、その答えがまさかプレゼント選びだとは思わなかった。
うん。ありがとう、二人とも。
しかし……どうしてだろう。突っ込みどころしか見つからないのは、気のせいだろうか。

野暮な解説はするまい。ああ。
私にどうしろと――!
