『俯瞰風景』観了
『劇場版 空の境界 第一章「俯瞰風景」』観了。
機会があって観にいけることになったので、行ってきた。
いつも以上にネタバレだらけなので、気にする人は注意。
大雑把にまとめよう。
映像: 戦闘以外あまり動かないが、綺麗。
音楽: 梶浦由記節全開のありすぎる迫力。
声: 長台詞だらけの橙子が少々辛いが、概して悪くはない。
話: 全力で置いてけぼり。
いやはや……。こんなに視聴者を置いてけぼりにする話だったろうか。七部作と聞いているから、これは起承転結の起にあたる訳だが、それにしても説明がなさすぎやしないか。
原作はまだ講談社版が出ていない頃に一度読んだだけ、中身はほとんど覚えてない、という私が前半をざっと思い返すとこうだ。
冒頭、式(人名)の部屋に現れた男性・コクトー(初見だったら主人公に見えそうだ)が、次の次ぐらいのシーン(開始5分ほど)で唐突に昏睡状態で登場。
説明は全くなく、初っ端から意味がわからない。
シーン変わって、ビルっぽいとこから女子学生が飛び降りる。
えっらい荘厳な音楽。
(本当の)主人公・式、事件報道に触発され、連続女子高校生飛び降り事件の現場・巫浄ビルを見物に行く。
幽霊と周囲に浮かぶ八体の人形らしきものを目撃して帰ってくる。
式「飛び降り事件は八人でお終いだ。飛んでいるのは八つあった」
断定ですか。
おねーさん「巫浄ビルへ行ったのか?」
しかもそれ納得ですか。
式「(コクトーを見ながら)関係、あるのか?」
言外に肯定するおねーさん。何故。
式、コクトーを助けるべく行動開始。もう一度巫浄ビルへ赴く。
やっぱりえっらい荘厳な音楽。
すると女幽霊がくすくす笑いしながら登場。無言のまま戦闘になるが、左手が操られてしまい、危うく殺されそうになる。と、そこでようやく会話。しかし激しく抽象的で何がなにやら。
幽霊「私は彼に連れて行って欲しかったの。貴女は、飛べる?」
式「お前は……分かってない!」
うん、確かに分からない。君らの会話が。式、自由な右手に握ったナイフで左手を切断。辛くも脱出。
左手ってば実は義手だったらしい。おねーさんが直してくれて、前よりぱわぁあっぷ((C)アルクェイド)。
おねーさん改め人形師の橙子によると、コクトーは昔式似の人形に惚れこんでいたらしい。
橙子「人形に憑かれるような奴だ。あいつには巫浄ビルには近づくなと言ってあったのだが……」
コクトー、なんかわかったようなわからんような理由だった。感動的なBGMとともに式、コクトーを回想。
式、三度巫浄ビルへ。
式「確かに、こいつはマテキ(魔敵?)だ。なら……殺さなくっちゃな!」
や、幽霊ならもう死んでると思いますけども。やっぱりなんの会話もないまま、壮大なBGMとともにざくざく幽霊の付随物をぶち殺す式。え、さっきの苦戦はなんだったんですか。あっという間に幽霊だけになり、ようやく会話。
式「あいつを(中略)返してもらうぞ」
唐突に式の左手がゴムゴムの実もびっくりな勢いで伸び、幽霊の首をひっつかんで(!)引き寄せる。ぶっ刺す。殺戮完了。
と、これで半分くらい。台詞なんかはかなり適当に書いているが、概ねこんな展開だった。どんだけ謎だらけなのか、ちょっと分かってもらえるだろうか。
後半、敵対していたのは体(霊体?)を二つ持ちその一方が浮遊能力の持ち主だったことが語られる(描かれるのではなく語られる)から、実のところ敵は幽霊ではなかったのだが、それにしたって霊体を手で掴んだりナイフをぶっ刺したりできるのはなんなのか、あの映像だけから読み取れるひとは誰もいないんじゃなかろうか。
式とコクトーの関係が不明なとことかは、おいおい描いていくってことで違和感ないんだけど、やっぱりどう考えても説明不足の感が否めない。『涼宮ハルヒの憂鬱』第一話並の突っ放しぶりである。
戦闘シーンは見ていて楽しい映像だし、エンディングテーマの『oblivious』含め音楽周りは好きだし、途中でコケてほしくないんだけど、大丈夫かなあ。
余談。
実に十年ぶり、人生で三度目の映画館だったが、スタッフロールが始まっても誰一人席を立たないというのはやはり普通ではないらしい。友人が小さく驚いていた。私としては、全員が消化不良を起こしたから、スタッフロールが始まっても「続き」を期待して立ち上がれなかったんじゃないかと邪推するのだが。
機会があって観にいけることになったので、行ってきた。
いつも以上にネタバレだらけなので、気にする人は注意。
大雑把にまとめよう。
映像: 戦闘以外あまり動かないが、綺麗。
音楽: 梶浦由記節全開のありすぎる迫力。
声: 長台詞だらけの橙子が少々辛いが、概して悪くはない。
話: 全力で置いてけぼり。
いやはや……。こんなに視聴者を置いてけぼりにする話だったろうか。七部作と聞いているから、これは起承転結の起にあたる訳だが、それにしても説明がなさすぎやしないか。
原作はまだ講談社版が出ていない頃に一度読んだだけ、中身はほとんど覚えてない、という私が前半をざっと思い返すとこうだ。
冒頭、式(人名)の部屋に現れた男性・コクトー(初見だったら主人公に見えそうだ)が、次の次ぐらいのシーン(開始5分ほど)で唐突に昏睡状態で登場。
説明は全くなく、初っ端から意味がわからない。
シーン変わって、ビルっぽいとこから女子学生が飛び降りる。
えっらい荘厳な音楽。
(本当の)主人公・式、事件報道に触発され、連続女子高校生飛び降り事件の現場・巫浄ビルを見物に行く。
幽霊と周囲に浮かぶ八体の人形らしきものを目撃して帰ってくる。
式「飛び降り事件は八人でお終いだ。飛んでいるのは八つあった」
断定ですか。
おねーさん「巫浄ビルへ行ったのか?」
しかもそれ納得ですか。
式「(コクトーを見ながら)関係、あるのか?」
言外に肯定するおねーさん。何故。
式、コクトーを助けるべく行動開始。もう一度巫浄ビルへ赴く。
やっぱりえっらい荘厳な音楽。
すると女幽霊がくすくす笑いしながら登場。無言のまま戦闘になるが、左手が操られてしまい、危うく殺されそうになる。と、そこでようやく会話。しかし激しく抽象的で何がなにやら。
幽霊「私は彼に連れて行って欲しかったの。貴女は、飛べる?」
式「お前は……分かってない!」
うん、確かに分からない。君らの会話が。式、自由な右手に握ったナイフで左手を切断。辛くも脱出。
左手ってば実は義手だったらしい。おねーさんが直してくれて、前よりぱわぁあっぷ((C)アルクェイド)。
おねーさん改め人形師の橙子によると、コクトーは昔式似の人形に惚れこんでいたらしい。
橙子「人形に憑かれるような奴だ。あいつには巫浄ビルには近づくなと言ってあったのだが……」
コクトー、なんかわかったようなわからんような理由だった。感動的なBGMとともに式、コクトーを回想。
式、三度巫浄ビルへ。
式「確かに、こいつはマテキ(魔敵?)だ。なら……殺さなくっちゃな!」
や、幽霊ならもう死んでると思いますけども。やっぱりなんの会話もないまま、壮大なBGMとともにざくざく幽霊の付随物をぶち殺す式。え、さっきの苦戦はなんだったんですか。あっという間に幽霊だけになり、ようやく会話。
式「あいつを(中略)返してもらうぞ」
唐突に式の左手がゴムゴムの実もびっくりな勢いで伸び、幽霊の首をひっつかんで(!)引き寄せる。ぶっ刺す。殺戮完了。
と、これで半分くらい。台詞なんかはかなり適当に書いているが、概ねこんな展開だった。どんだけ謎だらけなのか、ちょっと分かってもらえるだろうか。
後半、敵対していたのは体(霊体?)を二つ持ちその一方が浮遊能力の持ち主だったことが語られる(描かれるのではなく語られる)から、実のところ敵は幽霊ではなかったのだが、それにしたって霊体を手で掴んだりナイフをぶっ刺したりできるのはなんなのか、あの映像だけから読み取れるひとは誰もいないんじゃなかろうか。
式とコクトーの関係が不明なとことかは、おいおい描いていくってことで違和感ないんだけど、やっぱりどう考えても説明不足の感が否めない。『涼宮ハルヒの憂鬱』第一話並の突っ放しぶりである。
戦闘シーンは見ていて楽しい映像だし、エンディングテーマの『oblivious』含め音楽周りは好きだし、途中でコケてほしくないんだけど、大丈夫かなあ。
余談。
実に十年ぶり、人生で三度目の映画館だったが、スタッフロールが始まっても誰一人席を立たないというのはやはり普通ではないらしい。友人が小さく驚いていた。私としては、全員が消化不良を起こしたから、スタッフロールが始まっても「続き」を期待して立ち上がれなかったんじゃないかと邪推するのだが。