客観恐怖症
酔った。
私の限界は、どうやら日本酒六合であるらしい。
就職が決まらない祝い(嘘)に飲み会があって、奢っていただいたのだが。とにかくぐでんぐでんに酔った。どのくらい酔ったかといえば、生まれて初めて帰り道を心配されてしまう程度に酔った。ああ、確かに帰り道が大変でもあった。
しかし、そうは言っても一応は酒飲みの家系の私である。吐きもしなかったし記憶もしっかりしていた。ので、思い立って。
記録してみた。動画で。自分の挙動を。
一時期記録魔に目覚めつつあった友人の影響だろうか。酔っ払いの心境というのを、忘れる前に記録しておきたかったのだ。それで今、再生していたのだが――。
ああ、悲惨な映像だった。
なにやらすごい生命体が映っていた。
その 私そっくりの 奇妙な生き物は……
次のように主張している。
曰く、酔っ払いの頭がやたらめったら揺れるのは、無意識に揺れてしまうからではない、と。何故かはわからないが、揺らすとすごく気持ちいいのだ、と。また、酔いの醒めた自分はこの心境を理解しないであろうし、この映像にドン引きするであろう、と。
……残念ながら理解できる。
記憶は残っているし、まだ感触も残っているからだ。
問題は、どちらかといえば心境よりもその挙動である。
まずそもそも終始どこかにやけていて気持ち悪い。次いで、私には苦しいと片目を瞑って耐えるクセがあるようなのだが、その仕種が気持ち悪い。ぐでんぐでん揺れる頭は言うまでもなくキモチワルイ。時折意識をクリアにすべくカメラを睨めつけるのだが、にやけたままかっ開いた目がまたキモチワルイ。「た、楽しくなんか、ないんだからな……」だからにやけたまま言うなキモチワルイ。
結局、多角的な視点でもって総合的に判断するところ、どうしようもない。キモウザ系とでも名打ってどこかに売り出したら、あまりのキモさに発禁処分になる、とかいうことはなく普通に売れない感じである。にやけている不細工ほど鬱陶しいものはないと知った。
己の酒癖にお困りの皆様にぜひお勧めしたい。
酔っ払いの自分を映像に残してみる。これ。
しばらく酒に酔えなくなること、請け合う。
私の限界は、どうやら日本酒六合であるらしい。
就職が決まらない祝い(嘘)に飲み会があって、奢っていただいたのだが。とにかくぐでんぐでんに酔った。どのくらい酔ったかといえば、生まれて初めて帰り道を心配されてしまう程度に酔った。ああ、確かに帰り道が大変でもあった。
しかし、そうは言っても一応は酒飲みの家系の私である。吐きもしなかったし記憶もしっかりしていた。ので、思い立って。
記録してみた。動画で。自分の挙動を。
一時期記録魔に目覚めつつあった友人の影響だろうか。酔っ払いの心境というのを、忘れる前に記録しておきたかったのだ。それで今、再生していたのだが――。
ああ、悲惨な映像だった。
なにやらすごい生命体が映っていた。
その 私そっくりの 奇妙な生き物は……
次のように主張している。
曰く、酔っ払いの頭がやたらめったら揺れるのは、無意識に揺れてしまうからではない、と。何故かはわからないが、揺らすとすごく気持ちいいのだ、と。また、酔いの醒めた自分はこの心境を理解しないであろうし、この映像にドン引きするであろう、と。
……残念ながら理解できる。
記憶は残っているし、まだ感触も残っているからだ。
問題は、どちらかといえば心境よりもその挙動である。
まずそもそも終始どこかにやけていて気持ち悪い。次いで、私には苦しいと片目を瞑って耐えるクセがあるようなのだが、その仕種が気持ち悪い。ぐでんぐでん揺れる頭は言うまでもなくキモチワルイ。時折意識をクリアにすべくカメラを睨めつけるのだが、にやけたままかっ開いた目がまたキモチワルイ。「た、楽しくなんか、ないんだからな……」だからにやけたまま言うなキモチワルイ。
結局、多角的な視点でもって総合的に判断するところ、どうしようもない。キモウザ系とでも名打ってどこかに売り出したら、あまりのキモさに発禁処分になる、とかいうことはなく普通に売れない感じである。にやけている不細工ほど鬱陶しいものはないと知った。
己の酒癖にお困りの皆様にぜひお勧めしたい。
酔っ払いの自分を映像に残してみる。これ。
しばらく酒に酔えなくなること、請け合う。