2008-04-29

客観恐怖症

酔った。

私の限界は、どうやら日本酒六合であるらしい。
就職が決まらない祝い(嘘)に飲み会があって、奢っていただいたのだが。とにかくぐでんぐでんに酔った。どのくらい酔ったかといえば、生まれて初めて帰り道を心配されてしまう程度に酔った。ああ、確かに帰り道が大変でもあった。


しかし、そうは言っても一応は酒飲みの家系の私である。吐きもしなかったし記憶もしっかりしていた。ので、思い立って。

記録してみた。動画で。自分の挙動を。

一時期記録魔に目覚めつつあった友人の影響だろうか。酔っ払いの心境というのを、忘れる前に記録しておきたかったのだ。それで今、再生していたのだが――。


ああ、悲惨な映像だった。
なにやらすごい生命体が映っていた。

その 私そっくりの 奇妙な生き物は……

次のように主張している。

曰く、酔っ払いの頭がやたらめったら揺れるのは、無意識に揺れてしまうからではない、と。何故かはわからないが、揺らすとすごく気持ちいいのだ、と。また、酔いの醒めた自分はこの心境を理解しないであろうし、この映像にドン引きするであろう、と。


……残念ながら理解できる。
記憶は残っているし、まだ感触も残っているからだ。

問題は、どちらかといえば心境よりもその挙動である。
まずそもそも終始どこかにやけていて気持ち悪い。次いで、私には苦しいと片目を瞑って耐えるクセがあるようなのだが、その仕種が気持ち悪い。ぐでんぐでん揺れる頭は言うまでもなくキモチワルイ。時折意識をクリアにすべくカメラを睨めつけるのだが、にやけたままかっ開いた目がまたキモチワルイ。「た、楽しくなんか、ないんだからな……」だからにやけたまま言うなキモチワルイ。

結局、多角的な視点でもって総合的に判断するところ、どうしようもない。キモウザ系とでも名打ってどこかに売り出したら、あまりのキモさに発禁処分になる、とかいうことはなく普通に売れない感じである。にやけている不細工ほど鬱陶しいものはないと知った。


己の酒癖にお困りの皆様にぜひお勧めしたい。
酔っ払いの自分を映像に残してみる。これ。
しばらく酒に酔えなくなること、請け合う。
bosh | comments (0)
2008-04-21

オチは特にない - 抱きしめられたい病 ――あるいはラブコメを模索して迷走する私について

「そもそもですねー!」

「あん?」

「オンリーワンが元々特別なのは、自動的にナンバーワンだからですよ?」

「またずいぶん懐かしい……」

「ていうか! オンリーワンなら競争すらないんですよ?」

「そりゃそうだが」

「もうやりたい放題じゃないですか! 独禁法が公取委ですよ?」

「落ち着けどうした」

「…… docking whore が courtly ですよ?」

「語彙の選択に恣意性を感じるぞー」

「まあでも、結局需要がなかったらただのゴミなんですけどね。オンリーワンなんて。
 そこんとこ無視しちゃうあたりがあの歌の限界ですよね」

「あー……」

「なんです」

「なんか、嫌なことあったかお前」

「ええ……、まあ、正直」

「ならそう言えバカ」

「……はい」

「ほれ、こっち来る」

「……はい」
choreographed | comments (2)
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